CT検査
CT検査とは
CTとはComputer Tomography(コンピュータ断層撮影)の略です。 X線を体の周囲360°の方向から照射し断面を画像にする検査方法です。 通常のレントゲン検査に比べ、体の内部を複数の断面画像で確認できるため、病変がより発見しやすくなります。
検査方法
通常検査台に仰向けになり撮影します。5分から10分程度で終了します。
MRIとの違い
MRIは磁力を体に当てその反応で画像を作ります。詳細なデータを得ることができますが、撮影に時間(30分程度)がかかります。CTかMRIどちらを選択するかは、病状や部位により異なります。
部位別の検査
基本的に全身どの部位でも撮影することが可能です。いくつか例を挙げていますがこれ以外のも 多くの部位で検査、診断することが可能です。
- 頭部CT
- 頭の打撲による外傷性脳出血、慢性硬膜下出血、頭蓋骨骨折、顔面骨折
- 痺れや麻痺の原因となる脳梗塞、脳出血
- 認知症の原因となる脳萎縮
- 頭痛を引き起こすくも膜下出血、脳腫瘍、副鼻腔炎
- 胸部CT
- 健康診断の胸部レントゲンで異常を指摘された場合の二次健診
- 肺がん、肺炎、胸水、気胸
- 腹部CT
- 腰痛、背部痛を引き起こす尿路結石
- 腹痛をひき起こす胆嚢結石、虫垂炎、腸閉塞
- その他
- 脊椎の変形、骨折、椎体圧迫骨折、大腿骨頸部骨折、骨盤骨折など